■マスハドフはどうして殺されたのか? (大富亮/チェチェンニュース)
チェチェン独立派のマスハドフ大統領が殺害された。
マスハドフは、2月の停戦を実行したときに、気になる言葉を口にしてい
る。 「(もしもプーチン政権が交渉に加わらなければ、)流血はまた長い間
続くだろうが、われわれはその最悪の事態に道義的責任を負えない」
それは、そうだろう。
今回の事件の結果として、誰の統制にも属さないゲリラグループが増えるな
ら、それは「統制」そのものを消してしまったロシア政府に責任がある。いま
だにプーチン大統領からは、はっきりしたコメントがないようだ。
マスハドフとの交渉が平和への道だと考えられていた時代は終わり、今はま
た別の時代に向かおうとしている。その時代の姿はまだ見えてこない。
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