>日本のロックンロールのキング、忌野清志郎さんがお亡くなりになった。
とても残念で悲しい。
はじめて清志郎君(こう呼ばせて頂いてたので、そう呼ばせて下さい)を見たのは1969年の夏、ニッポン放送のスタジオだった。
僕は高校1年、夏休みで福岡から東京へ遊びにきていた。
どういう訳か知人のツテでニッポン放送の「ヴァイタリス・フォークヴィレッジ」という番組の見学に数名で来ていた。
この日は2組のバンドの録りがあった。
まず出て来た3人組のアコースティック・バンド、『2時間35分』という今でも憶えているリフを強烈に歌い上げたのがRCサクセションだった。
日本でこんなにロックしてるバンドいなかった(しかも生ギターで)、すげ~と思った。
この後ブレバタの録りを見て、僕は二学期からバンドを作ろうと思ったのだ。
時は過ぎて1983年頃、僕のデビューバンド、レッド・ストライプスのドラマー新井田耕造君がRCのメンバーになっていたこともあり、清志郎君と幾度かお話させてもらった。
さらにその頃住んでた街が一緒で、横断歩道ですれ違ったり、近所のマイナー感漂うファミレス「キングタイガー」でガッツ溢れる食べっぷりの清志郎君に度々遭遇した。
そして2005年武道館でのジョン・レノン音楽祭のステージそでで、清志郎君が「やぁ、キングタイガーぶり!」と声をかけてくれた。
「あれからキングタイガーの歌作っちゃった」とも。彼の『King』というアルバムの事だとは後で知った。
その日、オノ・ヨーコさんが歌い終わったステージで清志郎君とがっつりハグしたのも、そんな誰も知らない繋がりがあったからだ。
以前、清志郎君にニッポン放送の「ヴァイタリス・フォークヴィレッジ」での事を話した気がするのだが、記憶が定かでない。
もし話していなかったとしたら、とても心残りだ。
なのでここで改めて言いたい。
「清志郎君、あの時めちゃめちゃ格好良かった、腰抜かしそうだったよ!」
ご冥福をお祈りします。
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