POPSとROCKの違いについて。(3)
POPSは過去を否定しない。
つうか否定しちゃいけない。

佐野元春はハートランド解散後、「もう”SOMEDAY”等、過去の曲はライブでやらない。」
と発言し、渋谷陽一に説得されてた。
当時の元春はROCKモードだったのだろう。
古田たかし以外のドラムでの「SOMEDAY」は、ありえないと言っていた。
対して渋谷氏は、
「いや佐野君、発表された歌というのは、発表した時点でもう、アーチストだけのものじゃ
ないんだよ。観客が望む以上、過去の曲を演奏しないなんて言っちゃいけないんだよ。」

演歌は日本のブルースだったのかも知れない。(昭和の頃は)
でも今、大御所の新曲が過去のヒット曲を越えることは殆ど無い。
それでも彼らは生きていける。過去の歌によって生かされている。
当時の思い出を胸に、歌と共に年齢を重ねた観客とアーチストの幸せなWIN TO WINの
関係。誰に文句を言われる筋合いもない。それがPOPSの真理だから。
今の演歌はPOPSだ。

リック・ネルソンの場合。
「辺境・近況/村上春樹」 P.47参照されたし

セックス・ピストルズの場合。
再結成理由「金の為。」正直でよろしい。
彼は結局、俺の信ずる本物のロッカーではなかった。

ハイロウズの場合。
THE BLUE HEARTSの曲は絶対にやらない。
彼らは真のロッカーだ。
※彼らの作る歌の全てがROCKという論旨ではない。

ROCKは過去に頼らない。つうか「表現者」たるもの、
チャップリンの名言
インタビュアー「最高傑作は?」
チャップリン「次回作さ。」
と答えるのが当然。

デヴィッド・ボウイの場合。
封印後、どうなったのかな?

このコラムは誰かを批判する為のものではない。
1人のアーチストが絶対に「POP村」「ROCK村」の一方に所属しなきゃいけないなんて、
馬鹿げた禁止の立て札を立てるつもりは毛頭ない。

今日歌われたシルヴィ・バルタンの「あなたのとりこ」は、きわめて現代的なアレンジになって
おり、『懐メロ』の郷愁を越えた説得力があった。僕はもはや当時のキーでは歌われない
この曲を、見事に今の歌にしてみせた彼女のアーチストとしての技量にえらく感心した。
その姿勢は過去の曲にあぐらをかくことなく、POPSの意味と、表現者の理想を貫く、
佐野元春を喚起させた。(佐野のファンなら分かるだろ?)

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by POP_ID | 2005-03-27 03:31 | MUSIC | Trackback | Comments(0)
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