彼のインタビューが面白かった。
「いつまでも自分内哲学を発表するために音楽やってるような、どうしようもない奴・・・」
というくだりだ。で、「自分はもうそれを卒業したんだ。」と。
そう、これがまた売れるんだよな、日本では特に。
「本」じゃあるまいし、そんなん歌わんでいいのよ、わざわざメロディーまでつけて、
音楽で語りすぎるなよ、音楽なんだから。と俺は思うのだ。
そこまで自分内哲学をひけらかされると、もうミュージシャンとしてではなく、
ましてや曲単体としてではなくて、
「その男と結婚できるか?」という観点で聴かされてしまうのだ。これはきっつい。
俺が女なら、そういう「青年の主張(青春メッセージ)」の延長戦みたいなもんを、
30過ぎてぐだぐだと語ってしまう男とは寝たくない。暮らしたくない。