CDは株券ではない/菊地成孔
痛快な切り口と確かな耳に裏づけられた批評眼。と毒舌。。。
なんかユーミンですら機械で調整してるって知ってかなりへこんだ。
俺の好きな大御所さんも使ってる気がしてきたよ・・・。
「考えるヒット」ファンなら読むべき一冊。切られたアーチストのファンには辛い内容覚悟。
オレンジレンジ評価は近田氏と一致。まぁどうでもいい。
「2曲からパクるのが新しい。」と絶賛するあたり、
フリッパーズの3rdをあさってに置いた空砲発言が虚しい・・・。
2曲なんてもんじゃないぞ・・・。
そこを突っ込まれると、「いやあれは元ネタへの愛情があった。レンジは違う。」と、
構造論を、精神論に摩り替えてしまった・・・。上塗りが悲しい・・・・。
その程度の本です。面白いけど。