涙少々(先週に続き)「長渕王選手権」。
流れるほどではないけれど、
やっぱ泣けた。
ずしりと重い「本物」が伝わってきた。
TVでここまで来るってそうない。

なんかさぁ・・・・
COOLって何だよ!?
って
考えさせられちゃったな
俺はかっこいいものを好んで生きてきたけど
かっこいいもの=COOLなもの
佐野元春はCOOLでかっこいいんだけど
だからなんなんだよ!?
って疑念すら生まれたな
もちろん元春は違う角度でHOTなんだけど。
(直情的でないという部分で)

今回の番組を観ながら
俺はいっぱい考えちゃったよ

キヨシローがカールスモーキーとの対談で言ってた
「客に「バッカじゃないの?」って言うくらいじゃないとだめなんだよ。」
なんてスタンスはつまり
自分は見世物に過ぎないって諦念から生まれる態度なのではないかと

長渕はHOTだよ
過剰なくらいHOTだよ
だから感動するんだよ
観客をバカにできないんだ
見世物の自分にできることがあれば
全霊を傾けてやる姿勢があるんだよ

もちろん今回の企画はテレビがあっての話かも知れない
揶揄専門家たちは新曲のプロモだろって言うだろう
確かに新曲は発売される
しかし一切テロップは出なかったぜ

素人が3人集まって
彼を呼ぶのは難しい
だけど今夜のオンエアを観ていた
全ての長渕ファンは
きっと俺より泣いただろう
感動しただろう
それぞれが自分のために歌ってくれたと
感情移入して聴けただろう

いい企画だった
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PS.
正直、一回大会は嘲笑(わら)って観ていた。
しかし二回大会の事前告知の記事に俺は彼から真心を掴み取った。
所詮バラエティーの収録。尺が取れればじゅうぶんです。
しかし彼は本気で2時間演奏したというじゃないか。
ファンの本気に応えるために惜しみない演奏を行ったという。
そう、俺の数多くのライブ歴の中で、同じ出来事があったんだ。
アーチストは佐野元春。
「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」の頃だった。
TV番組「ez」のライブ収録に俺は参加した。
30分の番組だし、使えるテイクが4曲も撮れれば、それでお役御免の「お仕事」。
でも彼はとてもワクワクしていた。ニコニコしていた。
彼自身ホールでの演奏が当たり前になっていた中で、ライブハウスでの演奏は
本当に久し振りだった。収録時間を大幅に超えた演奏。
もちろん僕らは無料で観に来ている。そんな僕らに元春はなお、
「なにかこのままで終わったらいけないような気がするんだ!」としゃべり、
通常のライブでのアンコールでお馴染みのメドレーまで披露した。
そんな記憶の蓄積もあったから、
長渕の行動にも同じスピリットを感じたのはとうぜんのこと。
ぷすぷすとくすぶっていた、彼への肯定心が、
いきなり顕在化してしまった。
俺は彼と対峙できるような強い人間ではない。
彼の目を見て話せるような生き方もできていない。
彼の歌を聴けるほどいっぱしの男にはなっていないから、
まだどう聴いたらいいのか分からない。
覚えたフレーズをときたま口ずさむのが精一杯だ。

彼が「戦争反対」とはっきり言ってくれたらいいのにと思う。なんて、
無知な文章を書いたことを恥じる。
今夜のオンエアでじゅうぶん伝わった。
今までの偏見、
「田舎者上京者への応援歌」「自己陶酔と顕示欲の塊」はきっぱりと捨てた。
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by POP_ID | 2006-10-17 00:36 | MUSIC | Trackback | Comments(8)
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Commented by show-zono at 2006-10-18 23:59
実は私も観ていました、この企画。

「長渕剛」というと、まったく私など交わりのないアーティストのように感じるかもしれませんが、実は彼のアコースティック・ギターやブルース・ハープの演奏スキルの高さは我々の間ではとても有名なのです。

楽器の演奏スキルをあそこまで高められるというのは一定の血の滲むような努力が必要なのです。フォークだからまあ良いだろうというメンタリティのかたが多いなか、ジャンルは違えどリスペクトというか一目置くというか、そういう存在であるのです。

そして音楽家になにより必要な、「真剣さ」、「真摯さ」、「人を振るわせるもの」を備えています。内容はどうあれど、長渕剛の音楽は嘘がないから人を引き付ける強さを持っているのだと思います。

私も彼のCDを今後も買うことはないと思いますが、その「存在」はリスペクトすべき対象であると考えています。
Commented by POP_ID at 2006-10-19 00:17
僕のTV試聴環境なんて、ホントちゃちなもので、
ライブの臨場感の10%も伝わればいいとこ。
それで鳥肌立ったからなぁ・・・・・・・・・。
すごかったです。

僕にとって「いい曲」ってのは、
ギター一本で伝わること
が条件なので、もう彼の演奏は200点満点。
非の打ち所がないです。
Commented by yiralisakevin at 2006-10-19 12:45
歌は素晴らしいのですが、当時のお話を伝え聞くとどうも・・・
死屍累々。誰にも何かを強いることなく、良い歌を作る事は出来ないのでしょうか?ご教授下さい、お二人様。

僕は三島が苦手で、文章表現力は素晴らしいと思うのですが
その奥底に流れる自己愛が苦手なんです。非ロック。

筋肉の鎧が要らなくなる程むきだしに自分を表現してくれれば良いのに。 怖がらないで。清志郎さんみたいに。 no fear.
Commented by POP_ID at 2006-10-19 12:47
僕は彼が私生活で何をしてきたかって
ほとんど知らないんですよ・・・。嫌いだったんだんで・・。
だからここでは「人間性」に踏み込む上ではあくまで、
音楽に対してまでに留めています。
>誰にも何かを強いることなく、良い歌を作る事は出来ないのでしょうか?
という問いには僕からのアンサーはないんです。
材料不足。。。
でもまぁ
豊富な人生経験が歌を生む原動力になってるんでしょうね。
全ての事象を「加害者」と「被害者」側に50/50で分けられるかというと、
僕は懐疑論者ですし。
彼は殺人はしてないでしょ?
Commented by POP_ID at 2006-10-19 12:53
清志郎や元春まで巻き込んだのは、僕にとっては「痛快」でした。
自分が信じてきたものを疑ってみるって態度はこの年になると困難だし。
そこであえてナイフを突きつけたのは、元春の教え「keepクエスチョン」の
実践であります。

今の清志郎にカリスマ性は皆無だな。
彼はこれからも自由人であり続けるでしょう。
剛はこれからも鉄人であり続けるでしょう。
Commented by POP_ID at 2006-10-19 12:56
歌は素晴らしい。
僕らにとって門外漢のアーチストをそこまで評価できれば、
もうそれ以上は蛇足かなと思います。
僕らは彼に付いて行くかの選択を迫られているわけじゃないから。(苦笑
Commented by yiralisakevin at 2006-10-19 13:10

そうですね。個々人の好みであるし、そもそも好き嫌いを超えて音楽に評価評論意見を言う事自体が間違っているのかもしれません。
人がせっかく楽しんでいるのにいちゃもんつけてどうすんだ、って話ですね。失礼しました。

ただそろそろ僕は「その向こう」に行きたいな、と思うんですよ最近。
盛り上がってるライブ会場の上から全体を見渡した事がありますか?
人のエネルギーや気持ちの高まりに感動もしますが、同時に絶望的な気分になる時があるんですよ。もう終わりだなって。
Commented by POP_ID at 2006-10-19 13:25
ポップミュージックは数学じゃないですしねー。
まぁピアノですら数学的に割り切れてないし・・・。
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