佐野元春「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」限定編集版に捧げて。
日本語ロックへの最初の解答は、はっぴぃえんどが出した。
しかし、はっぴぃえんどには足りないものがあった。
このアルバムは、その解答を提示している。

そして、
かつて元春が生み出したマジックフレーズを恥かしげもなく盗み出した、
多くの商業的フォロワーの台頭に対して、彼の下した判決文でもある。
誰にも追いつけない極み、アーチストとしての誇り、ブルーの見解。

そのライブアクトは高く、強く、観る者全ての感性を打った。
1989年、日本のロック史に年表があるなら、
この事件は外すことができない。

当時を知るSOUL MATESには、再会の乾杯を。
初めて触れるKIDSには、時代を超越した新しい航海を。

ロックの本場がアメリカでもイギリスでも、
そんなことどうだっていい。
俺はこのアルバムを胸にして、
後ろめたさなど、欠片もない。

日本語は美しい。
日本語ならではBEATは存在する。
それを母国語として聴けて本当に良かった。
日本に生まれて本当に良かった。

(amazon投稿レビューに加筆。)
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by POP_ID | 2008-02-25 23:55 | '00sあたり | Trackback | Comments(0)
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