NONA REEVES 郷太くんの日記より。
スーパーカー
01/20(Thu) 20:30

スーパーカーが解散すると聞いて最初は「突然の大きな驚き」だけだった感情が、
どんどんセンチメンタルな方向に寄ってきて、昨日眠る前はひとりで『アンサー』や
「愛の太陽」の歌詞を見ながら本気で泣きそうだった。
特に「HIGHVISION」以降のスーパーカーはおれにとって数少ない同じ事務所のバンド
だったし、親友がギタリストで作詞家というだけでなく、普通に大ファンだったので・・・。

バンドの解散、それも仲間のバンドが解散するのは、あらゆることが色んなベクトルで
回り過ぎて真夜中にひとりで考えてるとものすごい頭や胸がいっぱいになる。
早朝寝たのに、すぐに起きてしまった。
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スーパーカー その2
01/22(Sat) 10:04

スーパーカーの解散についてずっと考えている。色んな人からメールも来た。
ジュンジと昨日、ふたりで朝まで色々話した。
よく会っている人間のことを日記で書くのもなんとなく気が引けるが、これに関しては
あまりにも情報が少ないので、一種の資料のようなものとして、おれが感じた素直な気持ち
を書きたい。

スーパーカー解散後に発売されるベスト盤。その曲順を見て改めて驚いた。
まるで1枚のオリジナル・アルバムを作っていたかのような、
素晴らしいストーリーになっていたからだ。
初期の「青春」そのものの楽曲達から、中期の異常な爆発。その後の「RECREATION」
でのバンド再構築、そこから彼らだけが知る『ANSWER』へ向かって「LAST SCENE」で
幕が閉じ、最後に希望に溢れる「WONDER WORD」でアンコールも終了。

ただし、今から何十年か経ったとき、ジュンジにとって「スーパーカー」というバンドは、
松本隆さんにおける「はっぴいえんど」のような存在になっているんじゃないか?
と、おれは思った。

ジュンジが書いたミキちゃんヴォーカル曲での彼女の魅力を引き出すような素晴らしい詞は、
これから色々な場面で輝いてくるはず。
もちろん、スーパーカーのヴォーカルふたりの声はほんとに最高だったけれど・・・。

「愛の太陽」がノーナにハマっていたのは偶然ではない。色んな形を彼は試すだろう。
これから様々なメロディー、シンガーを通してジュンジの詞が溢れていくことを想像すると、
すごく楽しみだ。
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ラスト・シーン
02/28(Mon) 11:35
 
先週から今週にかけて。
先週の火曜日の夜、ナショナル・スタンダード若林Kジ氏の事務所ではじめてやった
ダーツを、なんとおれは一週間連続で続けている・・・。
昨日も朝までジュンジらとダーツしつつトーク。

先週末のスーパーカー・ライヴはまさに「バンド」のライヴだった。
完璧なバランスの4人による、ほんとに凄いステージだった。
ナカコー、ミキちゃんのヴォーカルがなんといっても素晴らしい。
おれにとっては日本で指折りに好きなヴォーカルがふたりも同じバンドにいるなんて、
それだけでも奇跡だ。

もともとの持論として、おれは「よき声は名曲に勝る」と思っている。
つまり「優れたヴォーカル」が「つまらない曲を歌った」方が、
「つまらないヴォーカル」が「優れた曲を歌う」よりも意味があるということ。

もしも後者の方が素敵なのであれば、「マイ・ウェイ」や「イエスタディ」をカラオケで
感情をこめて歌えば、誰が歌っても人は感動して泣いてしまうはずだ。
素晴らしい声を持っていれば「オー・ベイビー」と言っただけで感動は与えられる。
もちろん、そこに素敵なメロディ、心を滑っていくような言葉が乗れば完璧だ。
スーパーカーにはそれがあった。

そして、そのマジックを確実に「4人で」起こしていた。
バンド以外の何者でもない素晴らしいバンド。
終わり方も彼ららしく、すがすがしさを感じたほどだ。
最後アンコールがわりにかかった「ラスト・シーン」でお客さんが二倍のテンポで
「パチパチパチパチ」と拍手をしていた。
その沢山の手拍子のせいでまるでリズムを変えたリミックスのように聴こえて、
アルバムで聴くより「ラスト・シーン」が成長しているように思えた。独特の感慨があった。
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バンド
03/01(Tue) 15:31

スーパーカーに続きピールアウトが解散を発表した。
びっくりして、えっ、と声を上げてしまった。
おれはデビュー前の二十歳くらいの頃、当時インディーだったピールアウトのライヴ
ほとんど全部行くくらいファンだった。
毎回ライヴ終了後下北沢や三茶で朝になるまで飲んでた。
3人とも優しくてね。最初のノーナのカセット聴いてみんなすごい誉めてくれた。
それは当時のおれにとってとてつもなく大きな自信になった。

デビューしてからの10年弱はあっという間だった。

ほんとに次々と周りのバンドが解散していく。

ノーナは?

ノーナは続けてね。とかよく言われる。

自分にとってバンドはかけがえのないものだ。
昨日のライフに書いた作曲と同じで「始まった以上、終わりは必ずくる」。
ただし、始まった瞬間から最後を予想して、完全にその通りの結末になるなんてことはない。
5分間のポップソング1曲を鳥が上空から世界を見下ろすように捉えるのも必死なのに、
10年とか20年とか熱狂してる「音楽」、「バンド」というものをテキパキと思い通りに
まとめていくなんて出来ないよ。

                                                   郷球

ジュンジと友達というのが、きっかけになってもいいと思う。
スーパーカーが好きで、ノーナリーヴス未聴の方がおられたら、ぜひ聴いてみて欲しい。
おすすめは、ギターポップ好きなら「QUICKLY」
ビートルズ好きなら「アニメーション」
ポップなソウルが好きなら「フライデーナイト」
オザケン好きなら「ディスティニー」
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by POP_ID | 2005-03-02 01:01 | SUPERCAR | Trackback | Comments(0)
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