難しいとこなんだよね。
90年代の音楽ももちろん他の時代と同じくピンキリだし。
まぁスパイラルライフなんかは、さすがに寝すぎ組って思う。
賞味期限、完全に切れてます。
同様にその教祖であるフリッパーズにしても、
曽我部恵一をして、「もはや何も感じない。」と言われる今だし。
(↑完璧なシンパからスタートしてますが。)
フリッパーズが愛された理由は、
青春はいつか終わるという現実から、音楽を生み出した点にあります。
だから時代と寝るのは必然でした。今この瞬間の気持ちをパッキングしなければ、
意味がないという意識。それは今で言えばブログ的だったのかも知れません。
そしてバンドが終わった時、ブログの更新もコメントへのレスも凍結されたわけです。
それは卒業した学校に、年食ってなお顔を出すような行為への反旗。
メディアを翻弄し、嘘ばかりつき続けた二人の最大の真意とは、
終わるべきものが終わった後に、居残ることなかれ。でした。
彼らの音楽を30過ぎた人々が聴きなおしても、得るものはないです。
聴きなおして有効性があるのは、今10代、20代の世代です。
00年代のBOYS&GIRLSには、フリッパーズのやったこと、やった意味が、
今なおかなりの割合で伝わるんだろうって自信はあります。
そういった意味では、フリッパーズの賞味期限は、きっといつまでも切れない。
いや、
切れないだろう、
切れないはずさ。
PS.
RCの「トランジスタ・ラジオ」は賞味期限切れてる?
もう高校にラジオ持って行ってる奴、いない。
♪こんな気持ち うまく言えたことがない
と
フリッパーズの
♪もっと素直に僕がしゃべれるなら
は同じです。(はずさ。)